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とうじ魔とうじによるコラムなど
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拙著『半芸術』の版元でもある出版社の(株)青林工藝舎が、この度めでたく創立10周年を迎えました。僕の『半芸術』が出版されたのは創立してすぐだったから、正にまるまる10年のお付き合いになります。その前身とも言える(株)青林堂の時代までさかのぼれば、もっと長い付き合いです。今ではすっかりベテラン編集者になった僕の担当さん高市女史も、初めて会った時はまだ19歳の少女でした。それで先日、「青林工藝舎創立十周年を祝う会」が催され、僕も事務所の山中カメラやスタッフを連れて行ってきました。本当は昨年の10月で10周年なのですが、「祝う会」が開かれたのは今年の2月です。

青林工藝舎創立十周年を祝う会

会場は新宿の厚生年金会館にあるウェルシティ東京ロイヤルホール。
当日は作家や文化人など錚々たる顔ぶれが大勢集まるだろうと予想はしていましたが、予想を遥かに上まわる人出。300人近くはいたかと思います。久しぶりに会えた古くからの知り合いも大勢。とてもじゃないけど全員の事は書ききれないし覚えてないけど、少し挙げてみようかな。
スージィ甘金さん、吉田光彦さん、平口広美さん、司会の高信太郎先生お疲れ様でした。逆柱いみりさんとみぎわパンさんにはお二人が結婚され静岡に移られてからは、たぶん初めて会ったと思います。古屋兎丸さんは僕の家の近所に引っ越してきたそうでびっくり。三本美治さんには「紙-1グランプリ」の出演依頼をされたけどスケジュールが合わずごめんなさい。先日ちょうどテレビの深夜映画で「東京ゾンビ」を観たばっかりだったので原作者で出演もしていた花くまゆうさくさんから格闘シーンの裏話が聞けて面白かったです。うちの事務所の「お座敷ライブ」にも出演してくれた久住昌之さん、その弟でQ.B.B.の片割れ久住卓也さんは僕の息子と同じ「麦太」という名前の男の子が主人公の絵本を描いているので、その話をしました。内田春菊さんとは割と最近も会ったばかりですが相変わらず着物姿でした。本秀康さんとは「ロック画報」の話をしました。友沢ミミヨさんには、僕が小学校でパフォーマンスの授業をした話をしたら「うちの子の学校でもぜひ」と言われたので、フランスの学校かと思ったら今は東京だそうです。ミミヨちゃんからは福間ミサさんの近況も聞きましたが酔っ払っていたので忘れました。
他にも大勢の人と話したし、同じ会場にいながら最後まで会えなかった人も多数です。しかし何と言っても一番久しぶりだったのが、この人。パーティーが始まってすぐに若くて綺麗な女性がいきなり僕に声を掛けてきたので驚きました。その方は、しまおまほ嬢でした。僕は昔、島尾家に遊びに行った事もあるのですが、その時まほちゃんはまだ小学生だったのです。

この10年の間には、亡くなられた方も何人もいます。僕が多大な影響を受けたナベゾこと渡辺和博さん。このブログにも追悼文を書いた米沢嘉博さん。この日、米沢さんの奥さんに初めてお会いしました。そしてショックだったのが、鴨沢祐仁さんの訃報。1月に亡くなっていたとの事で、僕はパーティーの席上で初めてその事実を知りました。鴨沢さんは毎年年賀状をくださるのですが、その届くのの遅い事。年々遅くなって、近年では2月近くになっていました。まあ僕は、それが届いてから返事を出すのでもっと遅いのですが。今年は鴨沢さんの年賀状がまだ来ないので、ついに2月に突入か?と思っていたら、亡くなっていたなんて…。

結局この日は、2次会、3次会と参加して、朝まで飲んで始発電車で帰りました。さすがに電車に乗るとすぐに眠ってしまい、一緒に帰った女流歌人の川上史津子さんに「師匠…、師匠…!」と何回も起こされました。とうじ魔とうじの幸せな一日でした。が、わたくし2次会場に頂いた記念品(花輪和一湯呑み茶碗、平田弘史手拭い、他多数詰め合わせ)を忘れまして、担当・高市女史から連絡を受け後日チャリンコで青林工藝舎まで取りに行ったところ帰り雨に降られズブ濡れとなり風邪をひき苦しみながら今これを書いているという、お粗末。

杉作J太郎氏と
杉作J太郎さんと
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プロフィール

“目で見る音”をコンセプトに、楽器以外の日用品を使い独自のサウンド・パフォーマンスを行う傍ら、コラムの執筆、テレビ・ラジオ出演、講演会、プロデュース他、幅広く活動する特殊音楽家。1987年「たま」の知久寿焼、石川浩司らと「とうじ魔とうじバンド」を結成、ポップ幻想歌謡集『移動式女子高生』を発表。1989年、美術家の松本秋則、舞踏家の村田青朔とのユニット「文殊の知恵熱」を結成。互いのジャンルを超え、さまざまな発想と仕掛けで五感を刺激するパフォーマンスを展開中。

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